青空教室を通した教育のサポートと啓発
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青空教室を通した教育のサポートと啓発

2014年04月12日(土)11:40 AM

CIMG57812009年夏以来、現地の団体とFCS現地スタッフの協力により継続している、フィリピンセブ島・マンダウエ市郊外のコゴン地区の青空教室では、毎週日曜日に30名前後の子ども達が元気に様々な学びをしています。

この教室に通う子ども達は、そのほとんどが地域の公立学校に在籍しているものの、その学習環境は苛酷です。現地からの報告によると、1クラス生徒80名に対し教師は1名、しかも1名の教師が朝6時~正午までのクラスと、午後1時~7時までのクラスを担当し、教師自身も疲れ切っているという現状です。

また、多くの家庭には学習に十分なスペースと照明、文具がありません。そうした状況の中でFCSは地元団体の皆さまとともに子供たちの学習のフォローアップに力を入れています。いわゆる3R(読み・書き・計算)の基本を学ぶだけでなく、子ども達が将来社会にとって有用な人材となっていけるよう、その人格形成にも重点を置いています。

写真は、今年2月に行った活動の一場面です。この日はバレンタインデーに因み、子ども達は「自分の家族や友達、身の回りの人々を自分と同じように大切にする」というテーマで子どもたちなりに話し合い、「愛」をテーマにした歌を歌い、そして、自分が大切にしている人たちのことをイメージした丸いコラージュ(図柄)を思い思いの色で模ったハート型の中に描きました。子ども達が楽しそうに生き生きと取り組んでいる様子を見ながら、この子供たちがそれぞれどのように成長していくのか今後も見守っていきたいと思います。

青空教室