口腔内環境の改善と2016年の活動予定
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口腔内環境の改善と2016年の活動予定

2016年02月25日(木)2:01 PM

3■セブ島の青空教室
HCBC(現地協力団体)との協力のもと、セブ島郊外において、従来のジェームズヴィレ(35人)、コゴン地区(60人)の二つのコミュニティに加え、新たにカタルマン地区(60人)で青空教室が展開されています。

■コゴン地区における子どもたちの口腔内環境の改善と2016年の活動予定
貧困地域に住む方の健康問題の根本原因に、永久歯を多数失っていることが指摘されます。40歳で永久歯の半分を失っている方も多く、FCSでは大阪と札幌の歯科医の先生方2名とともに子どもたちとその保護者に対し、歯科衛生の啓発活動を行ってきました。先日、コゴン地区における口腔内環境の推移のデータがまとまり、その結果、子どもたちの虫歯の数が大幅に減少していることがわかりました。そして、これまで5年近く実施してきた歯科診察、フッ素塗布、母親教室という予防に重点を置いた活動を通して、虫歯の原因や歯磨きの重要性に対する理解が浸透し、子どもたちに歯磨きをする習慣が広がっているという報告を受けました。歯科医の先生方の根気強い啓発活動がこうして実を結びつつあることを感謝いたします。

今年は3月10日(木)から13日(日)にHCBCとともに青空教室を行っているジェームズヴィレ、コゴン、カタルマンを訪問し、歯科診察、フッ素塗布、母親教室の三点セットとともに、現地協力団体のリーダーの方々を対象に、歯科医の先生方に代わって簡単な歯科衛生教育を行うことができる人材の育成に重点を置いたトレーニングを行う予定です。