FCSスタディツアー2013春
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FCSスタディツアー2013春

2013年04月05日(金)1:57 PM

FCSスタディツアー2013春を開催しました 3月13日(水)から18日(月)までの5泊6日、第7回FCSスタディツアー2013春がフィリピンのマクタン島、セブ本島にて開催された。日本からはスタッフ・関係者を含めて13名、現地のNGO、緒団体のスタッフを含めると常時15名から20名での活動となった。

ツアーには、海外が初めての方も、何度も個人旅行を経験している方もおり、それぞれの参加者が自分の強みを活かして他の参加者をカバーする雰囲気はとても暖かく感じられた。晴天にも恵まれ、参加者は様々な経験と学びを得ることができたようだ。

感想(一部)

-ボランティア活動をしている方々の気持ちがわかったように思います。ボランティアをしに来ているんだ、とか、そういった気持ちではありません。子どもたちに笑ってほしい、楽しんでほしい、と思いました。
-『ボランティアするぞ!!』って思っていた部分もあったけど、参加した後、学ばせてもらったな、逆にもてなされたなと思って、現地の方々のすごさを感じました。
-自分の生き方に誇りを持っている人々に出会え、あらためて『私は何のために生きる時間を与えてもらえているのか』『私がすべきことは何か・・・』、自分に向き合う時間ができました。心の豊かさとホスピタリティにふれられたことに感謝しています。
-ツアーの参加者、現地のスタッフの皆さん、それぞれ考えている事、思っている事が強くて、とても影響を受けました。

歌の時間-コミュニティの皆さんの笑顔を見て、こちらまで笑顔になりました。
-心の底から楽しむというのは、このことなんだなと思いました。
-ただただ楽しかったです。
-英語話せるようになりたい!!
-自分がしてほしいことを相手にしなさい、という言葉を思い出しました。
-行動しようと思いました。
-親に感謝の手紙を書きたいと思います。

-言葉は通じなくてもできることはたくさんある。でも、言葉が話せるからこそ、できることがあるのだと思った。
-日本に帰って、まずは本当の自分を知ってもらえる為に、自分が信頼している人に少しでも自分のことを話し、また相手のことも知りたいと思いました。
 

1日目:7:50am 関西国際空港で集合

フィリピン航空へのチェックイン後、搭乗までの時間をカフェで過ごす。「ニックネーム」「期待していること」「不安に思っていること」を書きだし、お互いの期待や不安を自己紹介で共有したら、いざ機内へ。マニラを経由し、17時にセブ国際空港へ到着。チャーター車でホテルへと向かう道では、活気あるアジアの雰囲気に驚かされるた!

セブ国際空港のあるマクタン島にあるリゾートホテルMARIBAGO BLUEWATER BEACH RESORT AND SPAで宿泊

2日目:9:00am マリンアクティビティへ

マリンアクティビティホテルのビュッフェで朝食を済ませ、迎えの車でマリンアクティビティ出発のビーチへ。天候は「セブ晴れ」。体験したマリンアクティビティは、バナナボート、バンカーボートで離島へ行くアイランドホッピング、サンゴ礁保護区でのシュノーケリング、シーウォーカー、ウェイクボード、昼は離島でシーフードバーベキュー。

日本人経営によるプログラムで、マリンアクティビティ中は、専門の日本人スタッフが同行し、もしものときの対応も万全。ホテルへ帰ってから体調を崩した参加者さんへも、スタッフさんがホテルまで駆けつけてくださり、緊急時の対応も安心だった。

リゾートホテルMARIBAGO BLUEWATER BEACH RESORT AND SPAで宿泊

3日目:7:30am ホテルチェックアウト

ホテルのあるマクタン島を後にし、いよいよセブ本島へ渡る。この日は、セブ市の様々な背景を持つ子どもたちの保護に取り組んでいるNGO団体CCTFSC(Cebu City Task Force on Street Children)とともに行動した。

CCTFSCは、ストリートチルドレンの保護施設を運営し、モバイルスクールプロジェクトを行っている。2台のバスを使用して、月曜から木曜までの週4回、市内にある複数の貧困コミュニティを訪問し、公立小学校へ行くことができるための識字教育の提供と親御さんへの教育啓発を行う。
安部首相の奥様(昭恵夫人)も訪問されたことがあり、今回はCCTFSCへ宛てた昭恵夫人直筆の手紙も見せて頂き、これまでの日本の貢献についても多数伺う機会にも恵まれた。

オリエンテーションの後、ソーシャルワーカーのジェジェさんとストリートエデュケーターと呼ばれる青空教室の4名の先生と一緒に3つの貧困コミュニティへ向かい、普段行っている家庭訪問へ同行した。コミュニティでは活気と人の温かさに触れることができた。

夕方からはフェアトレード団体SPFSTCが運営するショップへ。

SPFSTCはJICAや日本の大学との交流が深く、この日も神戸大学の太田准教授とゼミの大学生が運営する「NPO法人ペパップ」で活躍中の学生さんが一カ月滞在してプロジェクトに取り組んでいたことから、時間を調整して頂いて、現地でお会いすることができた。その後、代表のジジさんからフェアトレードについてのレクチャーを受け、フェアトレード商品の買い物、交流を楽しんだ。

セブシティの中心街にあるホテルSUMMIT CIRCLE CEBUで宿泊

4日目:9:30am お土産&ジプニー体験!

ジプニーこの日はショッピング。
チャーター車ではなく、地元の人々が利用する乗りあいバス、ジプニーに乗ってAYALAモールへ!
昼食時はパートナー団体であるCHBCのアンさんと交流会。参加者からは様々な質問が生まれ、考え方や価値観について学ぶ貴重な機会となった。

この日も続けてSUMMIT CIRCLE CEBUで宿泊

5日目:9:00am 活動準備

歌の時間いよいよCHBCのアンさんと歯科医師の岩寺先生と行う歯科衛生活動の日。
活動後半では、参加者さんがリードする子どもたちとの交流会が予定されていた。ツアー中に重ねられたディスカッションは、互いへの理解と信頼を深め、よりよいチームとなっていくための準備となった。

親子で参加する歯磨き教室は、株式会社ライオンさんが提供してくださったフッ素入りの歯磨き粉を用いて実施。参加者の皆さんも子どもたちと一緒に歯磨きをして大活躍!その後の交流会ももちろん大盛況だった。
歯科啓発
最後には、今までのFCSの活動に対し、参加された一人一人への感謝状授与式が
CHBCからのサプライズで行われた。

SUMMIT CIRCLE CEBUで宿泊

6日目:7:45am 行動へと

マリバゴブルーウォーターホテルホテルの朝食ビュッフェを終えて、最後の振り返りタイム
一人一人が行動ステップを考え、セブでの驚きと感動の体験から得たものを日本での日常の行動へと変換する
11:00am、関空へ向けてセブ国際空港を出発(マニラ経由)
 

参加を考えている方へ FCSスタディツアー2013春 参加者からのメッセージ

集合写真検討できている時点で参加という選択を選んでほしい
心の目に力をもらえる旅です
僕とお話してから決めてください
物の見方、考え方、全てにおいて価値観を考えるきっかけになります
少しでもツアーに興味があれば、迷わず参加をお勧めします
世界観が変わります
海外という新鮮な世界を感じられるとともに、自分の心も新鮮になりますよ!
どうしようと迷ったなら、少しでもなやんだなら、一歩踏み出しましょう!
実際に目で見て、たくさんのものにふれて、感じることができて、
私は本当に良かったと思っています
今の自分に満足している人にこそ、ぜひ行ってほしいです

FCSスタディツアーは毎年2回

FCSスタディツアーは春と夏の2回開催している。健康で奉仕の気持ちのある方なら、学生、社会人を問わず参加可能。
宿泊は☆3.5から4のホテル、移動はチャーター車を利用し、衛生面、安全面を確保しているため、年齢を問わず、安心して参加することができる。これまでの全7回のツアーでは4歳から70歳までの男女が参加している。

観光はマクタン島&離島でのマリンアクティビティだけではなく、300円から700円で疲れた身体を休めるオイルマッサージ、フットマッサージ、
アロマテラピーマッサージも楽しむことができ、セブの様々な側面を体験できる。(今回のツアーでは三晩連続で足を運んだ方もいた!?とか)
これらの観光産業の多くは、貧困コミュニティ出身のスタッフによって支えら
れている側面もあり、フィリピン社会の一面を知る機会ともなるだろう。


次回は2013年8月予定
歯科医師2名参加 マンダウエ市、リロアン市で親子歯科衛生トレーニング(トレーナー用)実施を予定
興味、関心のある方はこちら(少人数ツアーのため、人数制限があります)
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